こんにちは。
前回に引き続き、映像関係の技術用語を解説していきたいと思います。
HDRとは
前回までは、点を緻密にすることで綺麗な画像や映像を映し出す技術のお話でしたが、HDRは一つ一つの色を綺麗に映し出す技術です。
暗い〜明るいの幅が広いので、写真や映像で明るい部分が真っ白になるという“白とび”をおこしたり、暗いところが真っ黒につぶれてしまう“黒つぶれ”を防ぐことができます。
一般的にHDRと呼ばれる場合には、決められた5項目の基準を満たしている必要があります。
(解像度、フレームレート 、輝度、色域、ビット深度)
輝度とは
スマホやパソコンの画面は発光しています。
日光の影響でスマホの画面がよく見えなくなってしまう…という経験がおありかもしれません。それは画面の光が弱いせいです。
輝度が高いとより強く発光するので、周りが明るくても画面が綺麗に見ることができますし、より強く鮮やかな映像を常に楽しむことができます。
ちなみに先ほどご紹介した、HDRという規格になれるかどうかの基準の一つでもあります。
Hz(リフレッシュレート)とは
1秒間に何回画像を切り替えられるかの数値です。
(画像を受け取り、画面に表示する数値)
映像を楽しむ際、1秒間にたくさんの画像が詰め込まれていると、より滑らかでカクカクしない映像を見ることができます。
これは特にゲームをされる方が重視される数値です。
極端な話ですが、ゲームをする時に画像の切り替えが遅いと、さっきはあっちにいたキャラクターがこっちに瞬間移動している…というような現象が生じるということです。カクカクしてたり想定外のところに瞬間移動されたらストレスですし、ゲームも楽しめませんよね。
fps(フレームレート)とは
リフレッシュレートと似ていますが、こちらは画像を画面に送り出す数値です。
1秒間にどれだけの画像を送り出せるかの数値です。
大切さはリフレッシュレートと同じです。
ゲームをする時にどちらも釣り合っていないと、本領は発揮できません。
違いを説明するのに、デスクトップパソコンに例えると...
パソコン本体が、「これを画面に出してね!」と送る機能の数値がフレームレート、
画面が「わかった!出すね!」と出す機能の数値が、リフレッシュレートです。
ノートパソコンやスマホは、この本体と画面が一つの機械としてまとめられているので分かりにくいのですが、構造は一緒です。一つの機械の中で「これを画面に出してね!」「わかった!出すね!」のやりとりが行われています。
応答速度とは
ゲーミングモニタなどで重要視される数値です。
映像を出す時、白から黒と対極にある色を出す時に大きな処理が必要になります。
この数値が低ければ低いほど、その能力に長けています。
大体のゲーミングモニタは1ms以下が多くなっています。
まとめ
二回にわたり、映像関係の技術用語を解説してみましたがいかがでしたか?
ゲームをする方には、基本的に全ての数値が重要になってきます。
ゲームをしない方でも、綺麗な画像、映像を楽しみたい方はHDR、輝度、4K、画素などの数値は確認しておきたいですね!
スマホやパソコン選びの参考にしていただければと思います。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。