こんにちは。
今日も前回に続いて、よくお受けする質問をご紹介します。
「Windows 7のサポートが終わったのは分かるけど、パソコンは少ししか使わないから大丈夫なんでしょ?」
という質問をちらほらお受けします。
まず、サポート終了とはなんでしょうか?
そもそもサポートって?
パソコンは様々なソフトが連携して動き、成り立っています。
例えば、起動するためのソフト、音を出すためのスピーカーを動かすソフト、画面に映すためのソフト、インターネットを見れるようにするソフト、ファイルを開くためのソフト、ウィルスから守るソフト…などなど。
ソフトの一つ一つが連携を取っているのですが、“バグ”と呼ばれる異常な動作が出た場合に修正したり、一つのソフトがより使いやすいものにするためにアップデートしたら、他のソフト全てがそれに合うように修正したりして、通常の動作ができるようになっています。
また、ウイルスを作る側はシステムの弱いところを常に探し、攻撃しようとします。そのため、弱いところがないようにシステム修正して、ウイルス感染しづらいように基礎をしっかりと作る必要があります。
このように修正などをして、「パソコンがパソコンとしてちゃんと動くようにサポートします!」ということなんです。
サポートが終了すると?
簡単にいうと、今説明したことが全部なくなるということです。
「ソフトにバグが見つかって正常の動作をしなくなっても、弱いところが見つかってウイルスから攻撃を受けても、責任は取れませんし、直せません。」ということになります。
ウイルスに関しては、たとえセキュリティソフトを入れて、壁をしっかり作っていたとしても、基礎が成り立っていないので、安全とは言えない状態になってしまうのです…
加えて、サポートが終了した後に発売されるパソコン周辺機器やソフトは、基本的にはサポートが終了したパソコンでは動作確認しておらず、正常な動作の保証ができません。
買ったのに使えなかった…となっても、誰も責任を取ってくれません。
ウイルスに感染してもなんてことない?
サポート終了の件に関して質問される方の多くはこのようにおっしゃいます。
ウイルスの種類にもよりますが、情報を盗むという種類のウイルスを想定して考えましょう。
例えば、ハガキ作成ソフトの住所録を盗まれてしまったらどうでしょう。
あきらかな個人情報の流出になり、自分以外の人に被害が及んでしまいます。
最近では、メールの送受信履歴にあるアドレスに勝手にウイルス付きのメールを送る、そんなウイルスもあるようです。
インターネットでショッピングする人はクレジットカード情報を盗まれる危険もあります。
間違えてメールをクリックしてしまっただけ、インターネット見ていただけでもウイルス感染します。
自分のパソコンがおかしくなるだけ、壊れるだけでは済まされない危険があるんです。
まとめ
サポートの重要性、サポートが終了した後のパソコンを使用する危険性について、ご理解いただけましたでしょうか?
お金はかかってしまいますが、Windows 10へ早めに乗り換えるのが、様々な被害に合わない一番の対策になります!
ぜひ、安全なパソコンライフをお楽しみください!
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。